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Tommymoo's Garden

Japanese hawthorn (sanzashi)

Genus: Crataegus.

Species: Crataegus cuneata.

!!!!!!!!!!!!!!!!!!! DEAD !!!!!!!!!!!!!!!!!!! Summer 2012

Mar 2011 fm JP

薬効:
下痢 食欲不振 消化不良

見分け方・特徴:
サンザシは、落葉性の低木で高さが1.5メートル位になります。
枝は、分枝が非常に多く、小枝が変化した刺も多くあります。
葉は、互生(ごせい)して長さ3~7センチ、幅2~4センチくらいのくさび型で、一部の上半分は3~5裂し、葉縁には粗い鋸歯(きょし)があります。
花は、4~5月に小枝の先端に数個の大きな白い、散房花序(かじょ)をつけ、がく片、花弁(かべん)ともに5枚、雄しべ20本があります。
果実は、偽果(ぎか)で黄色で上部に、がく片が残っていて、秋には赤色に熟します。

採集と調整:
サンザシは、10月ころの完熟少し前に偽果(ぎか)を採取して天日で乾燥します。
これを生薬(しょうやく)で、山査子(さんざし)といいます。

栽培:
サンザシは、庭木や鉢植えとして広く親しまれています。
鉢植えの用土には、赤玉土、腐葉土(ふようど)、黒土、川砂の混ぜたものを用います。
植え替えの時期は春の彼岸前後が適していて、春から秋には、月に2回程度水肥料を与え、梅雨どきや土用のころには施肥を控えるようにします。
注意することは、夏の直射日光と冬の根の凍結を避けます。

薬効・用い方:
山査子(さんざし)は、漢方で健胃、消化、整腸薬として消化不良、食欲不振、下痢などに用います。
1日量5~8グラムを水0.3リットルで、約2分の1まで煎じて、1日3回食後30分に服用します。
二日酔い、食中毒には1回量8グラムを煎じて服用、または、果汁を飲みます。
胃出血や出血性下痢には、山査子(さんざし)を黒焼きにして用います。
山査子(さんざし)には、クラテガル酸を含み、薬理実験では、胃液の分泌を促進して消化を助ける作用が確認されていますが、胃酸過多や胃潰瘍の人の場合には用いてはいけません。
果実には、プロテナーゼ、アミラーゼなどの酵素を含有していて、食物の消化を促進して、魚類を煮る場合に果実を入れて煮ると、骨まで柔らかくなるとされています。

サンザシの主成分:バイオフラボノイド(ルチン、ケルシトリン)、ポリフェノール、トリテルペン、クマリン、青酸配糖体、タンニン
サンザシの花:アミン(花:トリメチルアミン)

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